駒ケ根市社会福祉協議会は、100以上のボランティア団体が活発に活動をしているというお話をお聞きしており、なぜ活動が盛んなのか、世代間交流や社協、市とボランティア団体との関係など知りたい事も多く、事前に茅野市社協さんよりお伺いしたい主旨をお伝えしていただき、現地に向かいました。
参加人数が28名(うち2名茅野市社協職員さん)でしたが、参加者全員が、大変有意義であった研修であったという感想をいただきました。
駒ケ根市では、実際には200以上のボランティア団体が活動しており、驚いた事に、縦横の連携がとてもしっかりしていました。
市、社協、行政区、ボランティア団体、看護大学学生さんとの連携が上手にいっており、茅野市の10~20年程前の市のボランティア活動が盛んであった頃を知る参加者さんたちからは、まるで昔の茅野市のよう、という感想を皆様からいただきました。
また、駒ケ根市は第一層支援コーディネーター、第二層コーディネーターさんもいらっしゃるのですが、第一層コーディネーターの方の市職員時代から現在社協職員として組織をつくりあげ、そして第二層コーディネーターさんが、役を受ける事について、やらされてではなく、担い手として自ら引き受け行っているとおっしゃられた事をお聞きし、また、行政区に入っているいない人問題、看護学生が共に活動、茅野市でいうお年寄りのいきいきサロンに小さいお子さんをつれたご家族の参加、ボランティアグループ同士の交流などなど。
もちろん地区、団体によって、盛んなところ、そうでないところなどのお話も率直にお話いただきましたが
とても勉強になり、そして有意義な研修でした。
駒ケ根市社協の皆様、ボランティア団体の皆様、本当にお世話になりありがとうございました。
この研修旅行に参加した皆様が各ボランティア団体の皆様に情報共有していただき、またV連としてもあらためてボランティア活動、団体同士、市、社協との関係構築を考え、茅野市が高齢者から子供まで誰もが住みやすいと言えるあたたかな街づくりに協力し作り上げていく事を目指したいと思います。
研修のあとは、駒ケ根市で有名な養命酒製造工場、伊那の寒天パパを訪れてきました。
そして今回の視察研修は、バスのなかがとても和やかで笑顔があふれるバス旅行となりました。午前中の視察のお話、そして雨けむる紅葉まっただなかの養命酒、寒天パパともとても優しく私達を包んでくれる雰囲気が皆さんを笑顔に心和やかにしてくれた一因だと感じています。
駒ケ根市社会福祉協議会のボランティア連絡協議会には、駒ケ根市青年会議所も所属しています。駒ケ根市は国際協力機構(JICA)があり子供達のボランティア精神も幼い頃から育まれている土壌もあります。
また、養命酒製造工場は、広大な森の敷地をすわくらの森として開放、伊那の寒天パパは無料美術館も併設し、市内外の人達が訪れる環境をつくっています。
住み続けたい街、優しい街、あたたかい街は、個人やひとつの団体のこころざしだけでは成り立たず、皆が自然を大切に人を心を大切にする気持ちが礎となっていることも感じた研修でした。
おつかれさまでした。